小児の患者さんの歯並びを長年診てきました。
乳歯の時期・乳歯と永久歯が混ざっている時期に、少しの調整で美しい歯並びに誘導できることも有り、
結果も出してきたつもりです。
しかし、小児の舌・口唇等の口腔周囲筋機能不全・口呼吸、指しゃぶり・口唇噛み等の悪習癖が
歯並びに与える影響の大きさを痛感する毎日です。
歯並びをとりまく筋肉の働きを整えるための訓練法をMFT(口腔筋機能療法)といいます。
当院では以前から、口腔周囲筋のトレーニング【MFT】を行ってきていますが、
今年度はさらに力を入れていきたいと思い、今までの実績の上に、さらにスキルアップするために、
スタッフと多くのセミナーに参加しています。
今年度は、この分野の講習会・勉強会の予定がたくさん決まっていて、スタッフも私も忙しい1年になると思います。
今までの臨床で培ってきたことを再確認して、さらに知識と技術を増やして、スタッフ一同臨床に反映させていきたいと思っています。
本人はもちろん、保護者も、舌の使い方が間違っているなんて考えもしませんが、
それが歯並びや自己免疫の機能に影響を与える事を、認識して頂かなければなりません。
歯科医院は、そのきっかけとならなければいけないと思うのです。
当院では、患者様に経済的なご負担をおかけしないように、
保険治療の範囲内で出来る限りの御指導をして行きたいと考えております。。
先日参加したセミナーの写真、幾つかご覧ください。